2020年に買ったものと流動と散歩のこと
先日、約1年ぶりに「よいお年を」という言葉を使いました。 急なスケジュールの変更で、予定よりも早くこの言葉が出てきましたが、まぁお互い笑顔で言い合えることができたので、そう悪くないことなのかもしれません。 そういう感じで、2020年も末となりました。おつかれさまでした。 今回は2020年の「買ったもの」と「流動と散歩」という2つの視点から、この1年をホワーッと振り返り、それを書きます。 年に1回でもいいからちゃんと書かないと、何を考えていたかすぐ忘れちゃうので…。
2020年に買ったもの
なぜこのテーマかというと、やってみたかったからです。 有用なものの話は聞くのも話すのもどっちも楽しいです。大体いい話なので。 便利であることは楽になることと同義だし。 絶対に楽をして過ごしたい2020です。
iPad Pro 12.9インチ
これがあれば液タブ代わりになるし、pdfに書き込みができる!!!!だから値段が高くても大丈夫!!!!!と意を決して買いました。 書き心地というか視点が紙に近いので、アナログ派としてはかなり描きやすいです。 着彩と仕上げはPCの方が楽そうだけど、下書きとペン入れはこれでできそう。 あと、ノートパソコン用のスタンドを買ってその上に乗せることで、擬似デュアルディスプレイとしても使っています。 おかげで、動画を見ながら動画を見ることができます。 目は4つもないけれど、人生には往々にしてそういう場面があります。 それから、これを買ってからKindle本を読む機会が増えました。大きな画面で本を読めるのはやっぱりいいですね。
XiaomiのMiband4
Apple Watch的なスマートウォッチが欲しいけど、使っているスマホはAndroidだし、わざわざ腕時計でメールは見ないだろうし、モバイル決済はスマートフォンでするからいらないし、でも健康についての計測はしたい。散歩するから万歩計も欲しい! という要望にぴったりとあっていたのがこのスマートバンドでした。 詳しい機能は調べていただければといった感じなのですが、
- 時間がすぐわかる
- 小さくて軽い
- 万歩計がついている(歩数のノルマも決められる)
- 1時間座りっぱなしだと振動で教えてくれる
- 睡眠中つけているとスコアを測定してくれる(通称睡眠スコアバトル)
- 充電が2週間に1度でいい
- 比較的安価
この辺りが個人的によかった部分です。 精度の程はよくわかりませんが、睡眠時間や歩数をざっくり記録できれば十分だったので、これをお風呂時以外装着して使っています。
JVCのワイヤレスイヤホン
今年趣味となった散歩になにか投資をしようと思ったので、JVCの5,000円くらいの完全ワイヤレスイヤホンを買いました。 初めてのワイヤレスイヤホンだったのですが、これすごいっすね!!! まず充電スタンドがわりの箱がとてもかわいい。あとコードがないから歩く時擦る音がしない。うっかりドアに引っかからない。かなり楽。 移動中の大半を音楽聴いて過ごしているのに、なんで今まで使わなかったんだろうかと思うくらい便利なものでした。 都心を歩いていると他の機器からの干渉で音飛びをしてしまうこともありますが、普段出歩く分には問題ないです。 ちなみにJVCにしたのは評判がよさそうだったからと、あと単純にJVCのイヤホンが好きだからです。 有線もJVCのイヤホンを使っています。よい音です。
ペーパードリップのための器具
今までは、毎朝行きしなにコンビニでコーヒーを買っていたのですが、在宅勤務で出かけることがほぼなくなったため、ペーパードリップに挑戦することにしました。 家にやたらいいポットとサーバーがあったので、買ったものとしては、コーヒーバネットとポーレックスのコーヒーミル、あとペーパーくらいですね。 Prime Readingにあったコーヒーについての本をざっくり読み、UCCのドリップの動画などを参考に、在宅勤務中は毎日見よう見まねで淹れていました。 最初は雑味のせいであんまりおいしくなかったのですが、水温や豆の新鮮さなど、トラブルシューティングよろしく試行錯誤してみたら段々とおいしくなり、今は取り敢えずコーヒーの形にはなっていると思います。 立ち上げから自分で色々やってうまくなって結果を出せたので、結構いい成功体験となりました。こういうの大事だよね…。 ただ、遠くないうちに講座に通って、よりうまく淹れられるようになりたいな〜と思います。
ゲーム各種
なんだかんだで家にいることが多かったので、ゲーム時間を増やせました。 今年は特に以下のものが印象に残りました。 ・スプラトゥーン2 →対人で協力がうまくいったときの楽しさ、キルの快感、そしてハマりすぎて私生活がおろそかになる辛さと、楽しいんだけど悲喜交々あるゲームです。今だにマッチングが早いので、ずっと人気なんだろうな。
・Return of the Obra Dinn(オブラディン号からの帰還) →歯ごたえのある謎解きと、独特のよい雰囲気を併せ持ったゲーム。母と兄弟に紹介したら気に入ったらしくそれぞれ自分のSwitchで購入して遊び出したため、しばらく家で死体探しが流行る形となりました。
・Bloodborne →今年っていうか最近始めたばかりなのですが、とにかく陰鬱な雰囲気がたまらないです。ヴィクトリア朝の時代がモチーフらしく、デモンズなどより近代的な建築物・衣装で、かなり好みの世界観です。 ついさっきようやくガスコイン神父を倒しました。段々と自分のプレイングが上達していくのがわかるので、とても楽しいです。 他にも中川政七商店のカッコいい弁当箱とか、孤独に相対するための本とか、いいオイルとか、色々買い物の多い年でした。 総じて今年の買い物は、とにかく心身ともに快適になれるよう、今の立ち位置から少し足を伸ばすようなアイテムが多かった印象です。 あと、「〇〇をするために□□を買う」よりも「〇〇をしたら、□□が必要になったので買う」という考え方のほうが、なんというか、「買った瞬間が到達点」にならないのでよさそうでした。
流動と散歩
今年は絶えず大きな流動があり、とにかく現状を書きにくい(断ずることが難しい)毎日でした。 私はどちらかというと留まりがちなタイプですが、この断ぜずに動く様相はちょっとなんというか、今まで感じたことのなかった手触りでした。 観念的な話ですが、それについて書きます。 思うに、流動のきっかけは、春先から初夏にかけての在宅勤務です。 在宅勤務になったことで毎日の移動時間が900分の1になり、生活のための時間が今までとは比べものにならないくらい確保できるようになりました。 この時間をどうしようかな、と思っていたのですが、せっかくだから日頃の運動不足を解消するために、毎晩、決まった時間に散歩をすることにしました。 大体21時から1時間くらい。雑談放送や音楽を聴きたりぼんやり考えごとをしながら、田んぼの広がる大通りを歩いていました。 散歩中は他にやることもないので、周りを見て、その変化を楽しんでいました。 広い夜空で星が瞬く中、たまに田んぼの向こう側で、ぽつぽつと連なる電車の明かりが通り過ぎたり。 植えたてだった稲の苗が、日を追うごとに大きくなる。月が満ち、欠けていく。 段々と夜が蒸し暑くなり、Tシャツで散歩に出られるようになる。 そういう、なんというか、時間の本来の流動を強く感じることができたので、精神衛生上とてもよい時間を過ごしていました。 それで、散歩中に色々なことを考えているうちに、「一人暮らしをしてみよう」と、自然とそういう気持ちになりました。 移動時間の勿体無さを痛感したこともあるのですが、昼ごはんを作ったり、自分のための家事をする生活が続いた結果、今なら一人で生活をやってみても大丈夫なんじゃないかと思うようになったからです。 些細なことでも、自分で選んで進むのは楽しい。今年1年で私が強く思ったことです。
はっきり言って、私の外的な評価は今年一年あまり変わっていません。 しかし、その時間の流動の中で過ごしていたせいか、散歩を通して内的に大きく変化した実感があります。 なんとなく、考えすぎずにもっとやってみたり話しかけたりしてみよう、失敗したらそれはいい経験としよう、という考えになることが圧倒的に増えました。 これは、今まで理屈だけでわかっていたことなのですが、それが今年ようやく、少しずつ実践できるようになってきたのです。 本当に、1年1年少しずつですが、確かにちゃんと進めているようです。嬉しいです。 そう。2020年はそういう、自分自身を嬉しく思う1年でした。 ちなみに、在宅勤務が終わってからも休日は散歩を欠かさず行なっています。 あと、毎日少しずつやっているリングフィットのおかげで、この1年で一回りシュッっとした体になりました。 在宅勤務中はご飯まわりをちゃんと掌握できていたのでもう少しシュッとしていましたが、まぁお弁当をつくる契機にもなったのでよしとします。 そういうわけで(手続きに差し障りがなければ)、来年はまず引っ越しから始まります。 自分で自分が使うものを選ぶのってとてもいいなと思うし、そこを通じて「実は工芸、めちゃくちゃ最高なのでは…?」という気づきが最近生まれています。 来年は、自分だけでなくすべてがよりよくなりますようにと、そう強く願っています。 それでは、よいお年を。 おわり
おまけ:今年見たゲーム実況のこと
ここから先は今年見たゲーム実況について書きます。ゲーム実況、マジで話す人が周りにいないので…。 今年はナポリの男たちを主軸に、蘭たん、稲葉百万鉄、カメイド、亀戸周りの方々(含塩胡椒)、あと引き続き軍師ミノルとユニさんをよく見ていました。 ここが2008年か?と言わんばかりのメンツだな…。でも、疲れた時ってワイワイ系より楽しそうに話してる実況の方が元気出るんですよね…。 あと、今年はナポリの怪人もすごかったけど、個人的には亀戸Among usとかゆとり組集結とか、環境の変化で再び交流が温まる展開が多くて、それがとても嬉しかったです。 私が実況を見始めたのが、彼らが少しずつ実況から離れていっていた2011年頃からだったので、(ナポリ結成の時のような)伝説たちの再登場!!!って感じでした。よかったよかった。 ゲーム実況の話、いつか誰かとしてみたいなぁ。